オニパン別府店 祝7周年

この1月18日でまる7年が過ぎたオニパン別府店です。南高架商店街に移って2年が過ぎました。

オニパン別府店は移転後、立地条件の良さ(駐車場近く、買い物に行きやすい場所)もあり、北高架の時と比べお客様もたくさん来ていただいています。

北高架の時の5年間は、とても思い出深いものがあります。お客様が少なく、割引カードを発行したり、地域にビラを配ったりしました。また、卸の場所を求めて、病院なども訪問したりしました。その苦労のかいもあったのでしょう、色々と工夫ができるようになりました。

北高架のときの門構え(?)玄関。工夫を凝らした板壁や左官仕様。ドア扉も立派でした。今ではなくなった、ママのトールペイント風の木彫り。裏には陶板。苦労したけど、思い出が詰まっている北高架の別府店。濃い人間関係の商店街。

7年の月日の経つことの速さ。懐かしさ。

この北高架を引っ越す要因となった耐震工事。それが今回南高架でも始まります。この3月より。そして通りを挟んでワコーさんのお隣のスペースに半年ほど引っ越しをします。すぐ近くなので今までと同様にお越しくださいませ。

工房拡張

1月に入って、工房の拡張工事が始まっています。お願いしているのは、蓑原工務店さん。オニパンの工事はこれで3度目。とてもいい工務店さんです。

別府店のエクステリア(っていうんかな)が、とても奇抜なのは、すべて蓑原さんの提案。まさか、シャッターの外に板壁を作るとは、考えられない発想を平気で出してきます。困ったことがあれば相談すると、いろいろと引き出しから出してくれます。

知りあってほぼ8年くらいですか、今では二人の弟子を引き連れています。北高架の別府店と工房の拡張工事を行ったのが丸7年前。そして南高架の別府店を2年前。

蓑原工務店のやり方は昔ながらの伝統工法。専門的なことはわからないのですが、くぎを使わない組み立てをしています。

年がたって、ゆるみが出てきても補強できるとのことです。手間はかかるけれど、強い家ができます。住む人の立場で、暮らしやすい、使いやすい家を作ってくれます。早く出会っていたらなあ・・・と思います。

さて、2月くらいには完成して、新しい設備も導入します。折々帳にも書きましたが、4月からの新たな方向での準備です。

ころもち

ビールのあてにと、コスモスで横綱あられを買った。米粉菓子で綱をねじったような形。揚げているアレ。わかるでしょ。

食べていると、塩味がきついなあと感じる。アレはおいしかったのになあ・・・。そう、アレですよ。でてこん、・・・ころもち!

それなんです。ころもちはおいしかったのに!そういえば、工場にバイクで何度か買いに行ったっけ。今から20年ほど前。工場の中に入っていって、見本を見て、そこでどこそこへ送るために用紙に記入して…。いろいろと思い出してきた。そういえば、あまりにおいしいので、誰かに送ったっけ。ああ、娘の就職先の社長さんのところに3回くらい送ったなあ。社長さんからお礼の電話ももらったなあ。あの社長さんはいい人だったよ。何もわからない娘のためにいろいろと教えて、面倒を見てもらった。モーニングコーヒーが好きで、それが一番の楽しみだと娘が言ってたなあ。社長さんも亡くなられて10年近くなるかなあ。

ころもちのことを考えていたら、思い出が降り注いできた。う~ん食べたあい!

頼んだらすぐに届いた。お値段は昔のまま。2000円。この時代、通販でなんでも買える。20年前は、工場を探して奈良県へ行った。

いろいろと種類があるが、シンプルに「ころもち」が私は一番好き。一つ一つ袋に入れているのは量が少ないから嫌。

食べた!う~ん、昔のまんま。おいしいいなあ。食べた後、後を引くんだよねえ。また一つ!こうして、延々と続くから怖い。だから、小皿に4個と決めて、食べる。食べ終わたら、最後に一つと蓋を開けてまた一つ。

ビールがうまい!朝起きたら、コーヒーの時また2つ。一日が豊かになる。

だまされたと思って、ころもちはいかが~。10年ぶりかいや13年ぶりだ。パン屋を開いてから忘れていた。大分で食べる初めてのころもち。

麦ふみ機完成!

毎年この時期の悩み事、それは麦踏。小麦づくりの常道、それは麦踏。なんで踏まねばならぬのか。甘やかしていたら、立派な人になれないと同じ?

そんなことではないらしい。確かに麦は踏みつけられることで強くたくましくなる面もあるそうだ。しかしもっと大切なことは、麦の栄養を考えてのこと。

寒くなると、地面が盛り上がる霜柱ができる。それによって、麦の根が浮いて、しっかり根を張ることができなくなる。だから踏みつけて根を安定させる、それが一番大事なことなのだ。

冬に2~3度は麦踏しないといけない。昔は子どもの作業だった。オニパンの場合今まである年は原っぱカフェのウーハーさんに頼んだり、バインダーという機械を使ってやってみたり。今年は、原っぱのウーハーさんはいないので頼めないし。どうしたものかと悩んでいた。

ふといい案が浮かんだ。それは種まきごんべえで種を撒くとき、抑えのローラーで種を踏みしめることがヒントだった。ああいうやつを作ればいいのだ。

重たくてしっかり押さえられ、しかも動かしやすい作業性のある道具・・・・???

丸太がいっぱいある。これに穴をあけて、一輪車につけてみよう。

いい感じ。これでやってみる。

日差しを浴びてなかなかかっこいい。しかし、不安定で押すのも大変。鉄筋がだんだんずれてきて、うまく進みにくい。留める針金も細くて弱かったか。三分の一ほど麦踏できたが、もう限界。それで一日終わる。

翌日、三平の散歩をさせていて、畑のわきに転がっているバインダーの車輪に目が留まる。待てよこれは使えるかも。それで、軸になるものももっと太い鉄の棒が倉庫にあったので、太い針金でしっかり固定してみた。

私の場合、いつも偶然なのか必然なのか発想がうまくいく。めでたい運勢の下生きているのか。これはうまくいくぞの予感。

一輪車の柄の部分も押しやすい高さだ。グラグラもせず、昨日とは打って変わって作業しやすい。30分ほど押し続けて、汗もかいたが、麦ふみ完了!!

特許とれないかな。

スパイスカレーパン 完成!

模索し続けたスパイスカレーパン、焼成までの工程が完成しました。今後味的においしくなる可能性はあっても、これ以下になることはありません。

ほぼ材料的には今までのオニパン風タイカレーパンと同じですが、特に変えているところは、徹底的に玉ねぎを炒めること、水量は少なくして煮ていること。そして自家製のガラムマサラを毎朝作るカレーパンの数に合わせて、カレーの具材に入れて煮ることです。こうすることによって、カレーが日々新鮮なスパイスでおいしくなるわけです。

昨日もガラムマサラをつくりました。7種類のホール的なスパイスを粉化し、混ぜ合わせます。ガラムマサラってよく聞いていましたが、カルダモンとかクミンとかのスパイスの種類を言ってるのではなく、何種類かのスパイスをミックスした香辛料のことだった。恥ずかしいお話で。だから、ガラムマサラは作り手によって味や香りが変わるということ。オニパンでは、とりあえず基本的な作り方でやってみました。作った後、その香りが手についてたりで、しばらくその香りに浸っていました。何とも、癒される、いい香り。これはアロマみたいな。

カレーはアロマテラピーに通じる!と思いました。

今日のカレーパンです。パン粉は自家製クルトンを砕いたもの。一つ一つこだわりで作っています。めんどくせ~!みたいな。でも私カレーが大好きなので、こだわります。基本工程は完成しましたが、カレールーのお味は今後も進化していきますよ~!! 以前販売していたタネカレーを超えます!