雨 空が暗い。気持ちがやや重めになってきますねえ。天気と人間の心の関係はどうなっているのでしょう。それはいいとして、昨夕、小麦を湯布院の農家さんのところへ持っていきましたよ。それにしても袋が重たい!この年で30キロ近くの袋を運ぶのは嫌になってきます。まだ持てる体に感謝しなくてはいけないのかな。

 これが乾燥機です。広い倉庫に何台も並んでいました。その中でも小さな方。しかしどれだけ乾燥できるのかというと14石(こく)だそうです。昔の武士の時代に~何万石の殿様などと言われますが、その時に使う量の単位が石です。1石は150キロくらいのコメの量。それが14石はいるというから相当の量を乾燥できるのです。わたしの持って行った小麦の量は一石ちょっと。

お世話してくれたのは、由布院の農家の小山さん。昨日は田植えだったそうです。どれくらいの田んぼを持っていますかと尋ねると、13町歩だそうです。ここでまたお勉強。1町歩は3000坪。約一ヘクタール。イメージがわかないと思います。私は学校の敷地を想像します。100メートル×100メートルの面積。広い!それの13倍の田んぼに稲を植えるのかあ!!大変だあ!話を聞いていると何が一番大変かというと、雑草との闘いだそうです。除草剤をふんだんにやればそんなことはないのでしょうが、小山さんはそれはしていないようです。私も小麦を育てているのでその苦労は想像できます。雑草との闘いは、腰との闘いでもある。

 小麦を入れて初めは送風のみ。その後温風で乾燥させるそうです。一応天日干しを一日やっていたので湿りは21パーセントくらいでした。目標値は15%。そこまで乾燥すれば出来上がり。その後、玄米保冷庫(10度くらい)で保存すれば、数カ月~一年は大丈夫です。必要な時に精米(小麦は製粉)すればいいわけです。するとおいしい小麦が食べられます。二日で終了。今日には出来上がります。