晴れ 連休の中日(なかび)ということで、今日はたくさんのパンを焼いてお待ちしています。オニパンのバゲットが一部の方たちに注目されています。というのは、以前(このinfo)でも書いた記憶があるのですが、亀の井別荘でのイベントにセミバゲットをたくさん作っておろしたことがあります。東京の有名なフレンチのシェフさんが来られて、そのバゲットでサンドをつくりました。それが大好評だった。そして、その味が忘れられなかったようです。参加していた旅館の社長がバゲットを昼食で使いたいと依頼に来られました。本当にありがたい話です。私は、決して、オニパンの今のバゲットに満足していません。そしてまだまだだと思っています。だから、もっと、研究を重ねなければと、現在試行錯誤中です。

 本日のセミバゲットです。今日のバゲットから、仕込みの内容を変えています。その味がどうなっているのかは、試食していないのでわかりませんが。良くなっていると思います。フランスパンは、ほんとうに繊細な生きものです。一次発酵終了後、今日は21度の醗酵室で1時間フロアタイムをとって、成形しました。今までは、室温で45分ぐらいかな。この温度差でも生地に影響があります。それは、今の段階で、何が正解なのかは私自身まだよくわかっていません。ただ、成形の時、生地がだれていたら、その後の焼成の際に、クープはきれいに開きません。成形の手際にもよりますが。

さて、そんな課題は絶えず持ちつつも、今回は、食べ方についても研究を。パンは生ものですから、いつ食べても、どんな食べ方をしても、味が同じとは言えません。おいしい食べ方、食べ時が肝心。フランスパンの賞味期限は「6時間」という話もあり、焼きあがって早い方がおいしいと言えます。

だから、おいしく食べるために、即座の(冷めた後)冷凍が必要かと。そして解凍の実験をしましたが、このセミバゲットであれば、室温(25度の場合)2時間でグッドという結果を得ました。そして、バターやチーズと合わせて焼かずに食べると、おいしいです。ワインもほしいところですね。以上、ここ数日の実験結果でした。