夏休み そして 働き方革命?!

ずいぶん以前に折々帳を書いたっけ。もう忘れそうなくらい。2カ月近く前。ごめんなさい、読者様。その分、「オニパン&つかはらinfo」に日々の出来事を小出しで書いてますから、以前の分も呼び出して読んでください。結構オニパンの状況は把握できると思います。

どうして、折々帳を更新していないかというと、休みのたんびにさまざまにお仕事があるわけで、オニパンが停滞、退化しているわけではありません。まあ、わたしの体は日々退化、老化してパワーはなくなっていますが。

さて、恒例の夏休みの旅、今年は、否今年も、昨年と同じ島根方面へ一人旅。昨年通過した三瓶高原がなぜか心に残り、今年はそこを目当てに。調べてみると、三瓶高原の温泉や自然等とても素敵だと。塚原高原もいいが、規模が違う。せっかく行くだからと、途中広島の宮島サービスエリアで学生時代の友人と落ち合う。

DSCN4973[1] 彼が宮島の特製ランチでいいかというので、「おう、何でもいい

よ。」と。宮島名物カキフライが乗ってる。「待てよ、おれ、カキって、あたるんじゃなかったかな。」以前食べたとき、胃がおかしくなったことを覚えている。一つ食べてみた。おいしいが、なんか変。しばらく様子を見てると、唾液がタラタラと出てくる。おかしい。やめて、カツカレーを注文。

DSCN4974[1] カキフライ以外を食べてさらにカツカレーを食べる。胃が重たくなる。今日の夕食は大丈夫だろうか。せっかくのホテルの料理が食べれなかったら・・・。不安がよぎる。

DSCN4976[1] 友人と別れ、三瓶高原へ。胃は明らかにおかしい。途中、胃薬を購入。

三瓶高原への途中、「常清滝」という観光名所があった。そこへ立ち寄って、ワンショット。

DSCN4979[1] DSCN4984[1] そして三瓶荘着。

胃は何とか持ち直し、夕食をいただく。

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他のお客さん数組と一緒のレストランでのごはん。一人ぼっちで食べる夕食は、沈みゆく夕日とともに寂しさを覚える。その感覚が実はいいのだ。一人自分の存在を感じながら、気持ちは不思議と鮮明で鮮冷。日常の賑やかしさが、楽しく幸せだと、一人になったとき改めてわかるものだ。一人旅の良さは、日常を振り返れるということかな。そして、一人で旅するということは、いつも横にいる連れ合いに頼らず、自らの意志と感性のみが頼りということでもある。だから、感覚は鋭敏になる。

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参りましたねえ。三瓶山の広大さ、美しさ。知らなかったけど、島根を代表する山として「大山」(だいせん)と肩を並べているとか。登りやすくて、景色もグ~。けど、仕事で酷使された体にとっては、そう簡単な登山でもなかった。しかし、登りで2時間、下りは1時間弱。ふつう楽かな。

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それにしても、景色が良かったなあ~。そして、お花がたくさん!

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きりがないからやめとこう。「マツムシソウ」だったか、久しぶりに見たので、感激だった。

DSCN5031[1] 朝8時に宿を出て、下山したのが12時前。そして登山口前にあるレストハウスでランチ。昨日と同様カレー。そして、その後汗を流しに、本物の三瓶温泉へ。宿のお風呂は循環湯だった。三瓶温泉は相当湯量は豊富だという。せっかく来たんだから、本物に入っておかないと。

DSCN5032[1] DSCN5033[1] 三瓶温泉「鶴の湯」。風鈴がたくさん吊ってあった。この温泉の休憩所で手作り風鈴をつくって、それを吊るしている。カランカランとそれは賑やかに心地よい音色に包まれていた。そして、お風呂には誰もいない。番台はからっぽ。自販機でチケットを購入。そして入った。

DSCN5037[1] DSCN5038[1] 滝のように流れる湯。これはかかり湯と上がり湯。お風呂は濁った薬湯みたい。心地よい~!!宿の湯と全く違う!!

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左がお風呂の休憩室。いいですねえ、昭和をかんじますねえ。古いマッサージ機もあった。右は静かな街並み。人が少ない。静かな温泉町。三瓶の自然と温泉。とても良いところだ。おススメです。

そして三瓶を後にして、高速を小倉へと向けて走る。二日目は、息子の奥さんの両親、そして息子夫婦でお食事会。お話も盛り上がり、料理もおいしい!

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そして、夏休み終了の三日目の夜。最後の夕食は、以前より気になっていた西大分の「ブリックブロック」。ライブのリハをしている時間帯だった。お客は私一人。演奏を独り占め。贅沢なひとときだった。そして、犬猫ニワトリの待つオニパンへと帰宅。

夏休みは終わった。充実の3日間。もう7年ほどか、ママと一緒に泊を伴う旅行に行ったことがない。犬、猫、ニワトリなど動物がいると自由はきかない。塚原の牧場の人たちも同じだ。もっと厳しい。しかし、人間、ゆとりがないと元気も出てこない。仕方がないとあきらめず、工夫が出来ないかと考えなければ、変化も出ない。

自分一人だけのお店であれば、自由もきく。しかし、従業員さんをかかえ、お店を維持していこうとなると、休むことはできない。これまで、折々帳に何度も書いた、新しいオニパンスタイル。働き方、パンの方向性等々。最近はいつもそのことを考え、少しずつ実践をすすめている。

技術の進化とともに、労働時間の軽減が実現できる。新しい機器の導入で生産性をアップできる。発想の転換でよりおいしい簡単な調理法が生まれる。今考え、実践を進めている。そして、今週より、従業員さん、私の労働時間がわずかだが軽減されることになった。従業員さんは、完全週休2日制。私は木曜日の出勤時刻を4時から7時へ。これは、パンの質を落とさずに実現することができた、工夫の成果だ。

持続可能なスタイル。老化する体を前提とした、お店の継続。みなさんが楽しみにしてくれるパン作りやカフェでの憩。仕事は喜びだと思えるような働き方革命をしていきたい。