農園づくり 鹿対策 №145

パン屋は日々忙しい。しかし、苗は待ってくれない。
農協からサツマイモの苗を100本買ったのだ。しあわせ農園(Sonoda Happy Farm)の農作物第一号として考えたのがイモ。収穫できれば、いも餡パン、あるいは大学イモデニッシュなどの具材として使おうと思っている。
昨年は苗を買うのを忘れていた。頼んだ時には、すでに売り切れ。一昨年は、収穫しようとした矢先に、全てイノシシに先を越された。
今回、失敗は許されない。狭い庭の畑とは違うし、一応、市に農業従事者としての登録もしている。つまり、農民としてイモを育てるのだから。
苗を植えるのには下準備がいる。
先ず土を耕し、ほこほこの土をつくる。そして畝をつくる。さらに獣害よけの柵もいる。
何かと大変だ。
塚原には相当数の鹿が暮らしている。野菜をつくろうと思ったら、害虫だけでなく、先ず鹿対策を考えないといけない。つまり、ネットがいるということだ。
当面植えようと思っている畑の広さを考えると、230mのネットが必要になる。
うへ~、値段高そう。2メートル近くの高さでそれだけの長さのネットを普通に買うとなると物入りだ。
ネットで調べていいると、使用済みのノリ養殖用のネットが強くて安く入手できるとわかり、それを270mほど購入。そのネットを張るための支柱はどうしよう。
これは、竹で代用しようということに。100本以上の竹が必要。
これは、私と一緒にしあわせ農園をやる相棒のY氏が、準備してくれた。二日がかりで、130本ほど切って持ってきた。すごい!Yさんの行動力!!
肩や腕がしびれたようだ。ご苦労様です。

さて、休みの火曜日、竹の支柱立てを始めた。Yさんの奥さんと二人で穴を掘り、竹を埋めていった。奥さん粘り強い。ふ~ふ~言いながら、やりきる。

3m間隔で80本近く立てた。

そして翌日、ママとネットを張っていった。

さて、トラクターの出番だ。トラクターで畝をつくれるなんて、知りもしない。トラクターの持ち主のEさんに教えてもらって、畝づくりの練習をした。
なんとなくできたが、幅を一定にするのは、完璧無理。
それでも、やらないとイモは植えられない。
左の写真は、練習しているところ。ご近所のYさんの奥さんが乗っている。彼女は、何でも挑戦タイプの女子。しかもうまい!私
の畝はなぜか曲がってしまう。背中の男子は指導者のEさん。

トラクターの練習をしたのは、ネット張りの前週で、当日(6月9日)は頼りのYさんの奥さんは用事で来れない。仕方なしに、へたくその私が畝づくり。片一方にしかでっかい鏝(こて)みたいなのがついてなく、説明するのもややこしいので省くが、相当慣れていないと均一な幅のうねができないのだ。多分5回ぐらい乗ると上手になるだろうが、初めての畝づくりなので、1メートル幅の畝や20センチ幅のものなど、いろいろと出来上がった。多分誰がやってもそうなる。いや弁解ではない。多分。
そして、出来上がった畝(らしきもの)に、サツマイモの苗を植えた。肥料は入れていない。
入れない方がいいらしい。

11月にパン小麦を植えるために、それまでできる限りのことをしていきたい。
次は枝豆。大豆にするかもしれないが。

いつも大量に買っているジャガイモ、玉ねぎなどなどを、しあわせ農園で収穫できればありがたい。農業に詳しいYさんに教えてもらいながら、今後やっていきたい。

あっ、それから、「しあわせ農園」と名付けているのだから、いろんな人が利用してもらえればいいのになあ。土地はいっぱい余っている。使用料は無料。ただ、ネット代をいくらかいただく。

今後も引き続き、報告していきますね。