7度目の冬が来た №138

早いもので塚原に来て7回目の冬を迎える。
朝起きると(17日水)一面銀世界だった。
全国的に寒波が襲来しているとの天気予報。
昨年の豪雪を思い出す。
塚原も歴史的な積雪だった。40年ぶりだと地元の方が言っていた。
オニパンカフェでも被害が出た。煙突が折れた。
ガレージの屋根がつぶれそうなので、下からつっかい棒をして支えた。
すでに今年の雪で大変な被害が出てるという。

とりあえず、コーちゃんと散歩する。
平和である。
寒いのに、コーちゃんは嬉しそう。

すると、なんと、リーちゃんがまたもやついてくる。
半ノラ(半分野良猫)のリーは、たくましい。
雪の中を鹿のように駆ける。

そして森の中へ入っていく。

森の中でコーちゃんと対峙。

得意げに木に登って上からコーちゃんを見下ろす作戦。
いつもやっている。
「ど~だ、コーちゃんにはできないだろう」って言うリーの声が聞こえてきそう。


ところが、今回は雪のためうまく上に上がれず途中の幹にぶら下がる。
下からコーちゃんにお尻をなめられ
何ともばつの悪そうなリー。

さすがに冷たかったのか(零下4度くらい)
お家に帰って、ストーブの前の指定席で朝寝。
平和な朝の一コマ。

話は変わって、最近の我が家の話題。

我が家にある背の高い渋柿の木。2年前二股に分かれた幹の半分を切った。
それを今年さらに切った。
背を低くすることで、より大きな果実をつけるとの話を聞いたからだ。


先ず比較的切りやすい枝を切り落とす。
結構柿の実が付いている。

枝を切るのも大変。高いはしごの上で、
キコキコとのこぎりを引く。
肩がしんどい。

問題はまっすぐ天に伸びる幹。
これがめんどくさそう。

こんな感じで何とか切れた、ふ~。
切った後は、また芽が出てくるので、
缶をかぶせておいた。これで完璧。
来年は大きな実がなるぞ~。
ほしい方にはプレゼントしよう。
今年でも軽く700個は実がなった。
来年は大きな実が300はできるだろうな。
なんて、絵を描いているが・・・。

さて、次の話題。

最近頻繁に来られるサイクリストのお客様。
私も少し刺激を受けている。
運動は毎週欠かさずしようと思ってきた。
なかなか時間が取れないときでも、軽くジョギングなどをする。
パン屋にとって一番大事な足腰の鍛錬。
その運動を最近は自転車に置き換えている。

以前もゆったり、のんびりサイクリングをしていた。
しかしこの間は内容が変わってきている。
それは、ヒルクライム。
な~んちゃって言うと、ちょっと本格的に聞こえすぎか。
私はクライマーなのだ。
中高年はクライマーが似合うのか。
山登りもそう、断然中高年が多い。
自転車でも私はクライマーを目指そうと思う。

地の利、塚原高原。
私の周りには、一杯素敵な練習場所がある。
あの坂この坂と4か所ほど何とかクリアーできた。
ギアを一番軽くして、歩く速さより遅いぐらいの
まあサイクリストとはだれが見ても思えないような
へっぴり腰のブサイクリストって感じかな。

クライマーにこだわるもう一つの理由がある。
オニパンのお客様に大分の有名なサイクリストさんがいる。
彼は職場のある日出の海の近くからすごい斜度の道(5キロくらいあるらしい)
を登って塚原までやってくる。
私は初めてこの坂を海まで下った時(数年前)、その道を下りながら(こんなすごい坂が別府にあるのだ)と驚いた記憶がある。険しい渓谷沿いの道だ。
この上り坂を登って仕事帰りに(疲れた体で)オニパンまでやってきて、パンを食べ、そして大分市の家に帰宅するのだ。
しかも朝は、職場まで(大分市から日出まで)自転車通勤。
なんという恐ろしい体力。
そして、最近その恐ろしい坂道を下りながら
(ああ私もこの坂を登れたらすごいことだなあ)なんて、怖げな夢を一瞬みてしまった。

まあ、無理だとは思うが、ちょっと上り坂に関心が出てきたというわけ。

そして先週、ママと一緒に坂道に挑戦。
ママも最近自転車に興味を持っている。
ママが院内の「よりよ」っていう介護福祉施設に行って、そこから
耶馬溪の方へサイクリングをしようと誘う。
院内までは自転車で行けたとしても、帰れるわけがないので(私はサイクリストではないので)
パン屋の軽ワゴンに自転車を積み込んで、「よりよ」に向かう。

「よりよ」の施設長さんもオニパンのお客様でお世話になっている。
「よりよ」をスタート地点に、峠の鹿嵐(かならせ)トンネルを目指す。
結構長い上り坂だ。
今回は立ちこぎに挑戦。少しずつ練習をしている。
なんか慣れてきたのか、割と長い間できる。
結局ほぼ立ちこぎで峠まで登りきれた。
時間は約50分。
結構自分でも「やれるな」と自画自賛。
立ちこぎのことをサイクリストたちは「ダンシング」って言うのだと。
後ろから見てると、ダンスを踊っているように見えるかららしい。
それぞれの人に応じて自分なりのダンシングを会得するのが大切なこと。
クライマーを自任するからには、私も自分なりのオニパンマスターダンシングを目指そうか。

ちなみにママも峠まで登りきった。
ただし、途中で何回か自転車を押したりしながらだが。

でも、それなりに大した根性だ。

次の目標は10号線の関の江マルショクから
APUを通過し、500号線まで。

ダイさん(お客様のサイクリスト)によれば、20分ぐらいで登りきるとのこと。

私は目標を40~50分ぐらいにして、とにかく足を着けずに登る。
さあ、できるかな。