サイクリスト №136

オニパンにはいろんなお客さまが現れる。
現在開店より7年目。地元(湯布院・塚原)、別府市、大分市、日出、杵築、玖珠・・・とリピーターさんがいらっしゃる。県外のリピーターさんも結構多い。
こんな辺鄙なところに、よくぞガソリンを使って来ていただけるものだと感謝する日々。

ここ2か月ほど前からか、ちらほらサイクリングのお客様が出現しだした。
聞くと大分市から来たとか。しかしこんな山へ自転車でよく来られるものだ。
それが毎週のようにサイクリングメンが現れだしたので、「おいおい、どうなってんの」って、ことに。別府市や中津市など最近はメンバーが広がっている。
土曜日や日曜日に必ずのようにやってくるサイクリングメン。時にはサイクリングウーマンも。月曜日も数名で。ちょっと不思議な現象に喜びながら当惑。
来られた皆さんは、そろって明るく楽しく充実感に満たされたような顔で、おいしそうにパンやコーヒーを口にしている。
(いいなあ、青春やなあ)私は、汗が輝くその横顔をちらりと見やり、そう呟く。

どうもこの現象を作り出しているのは、有名な大分市のサイクリングメンらしいことが分かった。ブログでオニパンに行ったことを報告。おいしそうにパンの写真を載せているそうだ。
サイクリングメンにとって、辺鄙な塚原高原のオニパンカフェが、逆に体を鍛えるために格好のポイントにもなっているようで、なるほどそういう考え方もあるのだと知らされた。
しかし、サイクリングメンは、みんな友好的で親しみやすい。
目的を持って、スポーツをし、人生を楽しんでいる人たちは自ずと人間らしさがあふれ出てくるものなんだなあ。
山を愛する人たち、ジョギングやマラソンを楽しむ人たちとは私もさまざまに交流してきた。
皆さんとても前向きで明るい人たちだ。
ハードなトレーニングをかしているサイクリストたちもまた、同様なのだ。
ちょっと自転車に興味がでてきた。
しかし、この年ではなあ。いやいや決めつけてはいけない。
ちょっぴり時間を見つけて乗ってみようかな。


こんな感じで、皆さんくつろいでます。
この方たちは、大分市からやって来たって言ってました。
有名なSさんからの申し出で、「自転車の空気入れ?」をオニパンに設置することになりました。

ついでに、新商品のパンのアイデアもいただきました。
近々現れますのでお楽しみに。
永遠のメニューになるかは定かではありませんが、商品名は「白黒・サイクリストバージョン」とします。