送別会№77

去る7月6日、高くんとジンちゃんの送別会を我が家で開催した。APU(立命館アジア太平洋大学)4回生の二人は、この8月で卒業。9月より、大学院への進学が決まっている。高くんは何度もこの折々帳に登場した、我がオニパンの古株スタッフ。子どもの頃より餃子作りをやっているとのことで、なるほど、面棒の技術は目を見張る(舌を巻く)ものがある。

左の写真は、オニパンの人気商品「クレセント」を作る高くん。「火の玉」形に伸ばした生地の美しさ。これはやってみるとわかるのだが、そう簡単にはできない。
彼も初めから上手にできたわけではないが、この一年半の間に、すっかりパン職人になってきた。

ジンちゃんは、高くんのガールフレンド。私が初めて会ったのは、一年ちょっと前の、APUのお祭り。それから、高くんの紹介で、オニパンにアルバイトにやってきた。彼女は、とても物静か。ほとんどしゃべらず、笑顔で対応する。一つには高くんほど日本語が達者でないこともある。それと、恥ずかしがり屋の面もあるようだ。彼女は、黙々と仕事をする。何を感じて、何を思いながら仕事をしているのか私にはわかりづらいのだが、彼女から送られてくる(お正月やその他の休みなどに中国から)手紙などで、オニパンへの想いが分かるようになった。
一生懸命、書きつづられた日本語の文章から、彼女の人柄、仕事への想いなど、強く伝わってきた。ママが言うには、何も教えないのに、目で見て、できるようになるジンちゃんだそうだ。

さて、この二人がこの8月で日本から去っていくということで、李くん王さんなどにも手伝ってもらって、送別会を計画した。料理上手の李くんに料理を頼み、またママや近くの新しいスタッフの方にもサンドイッチなどつくってもらって、豪勢な料理がテーブルに並んだ。

この写真を見たらうなづけると思うが、ほんとおいしかった!高くんも、お得意の料理を披露してくれた。お酒の肴に、これ以上のものはない!と私には思えた肉料理。料理が苦手な私も、これだけは覚えようと思う。こんなうまいものはない!

中国では、当たり前のように使う「八角」という香辛料。初めは、私も戸惑ったが、今では中毒になるくらい気に行っている。この「八角」の薫りがたまらない酒のアテがこの料理。日本にはない旨さ!!以前に高くんの中国土産で、乾燥の牛肉をいただいたが、それにも「八角」の香りが。


 オニパンの若手スタッフで記念写真。